姑獲鳥の夏

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原作ファンとしては見逃せないってことで観てきました。私がこの原作に出会ったきっかけは、何かの雑誌にSMAPのキャラで読める本ってことで紹介されていたことからなのです。確か・・・京極が木村くん、関口が中居くん、木場は香取くん、とかだった気がします。が、今回の映画化キャストの方が良かったことは言うまでもありません(^^ゞ若く見える彼らだから、あと10年たったらキャラ設定に合うかなぁ~。

で、不思議な世界観を持つ京極作品。映画版も不思議の世界をかもしておりました。さらに怖い!なんだか体感温度が下がるような感じがしました。お化けが出るとかそんなことではないのに、不思議です。だたやっぱり膨大な量の本を短くまとめてあるので、原作を読んでいる時にいつも感じる禍々しい霧が立ち込めて部屋の明かりが暗くなるような・・・そんな雰囲気を感じきらないままに終わってしまいました。やはり原作は偉大です。京極夏彦さんは本を書かれるときに、ページ割も細かく設定されるということを聞いたことがあります。衝撃はページをめくった瞬間に・・・。ついつい目が先を急いでキーになる単語を先に発見しちゃうってことよくあるんですよね。さすがに次のページまで目が泳ぐことはないので、そういうページ割をしていただけると衝撃すべてを体感できて衝撃度が倍増です。今回の映像化で嬉しかったこと・・・眩暈坂(めまいざか)が観れたこと。