『SHIROH』byゲキ×シネ

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ゲキ×シネ版『SHIROH』を観にブルク7へ行ってきました。チケット売り場のあるロビーは「男たちの大和」試写会で大賑わい。ものすごいことになっていました。なんだか入れない人もいたらしく、あちこちで怒りの声が・・・。その点ゲキ×シネは前もっての全席指定なのでのんびり。今回の席はP列(後ろから2列目)。ブルク7のシアター6という劇場だったのですが、私はO・P・Q列あたり・・・後ろ3列というのが好き。映像はあまり近くで見ると全体見えない上、映像版でピンポイントを見るのは難しい。なのでこの映画館で映画を観る時も後ろセンターで探してもらいます。会場に着いて、トントンと席までの階段を上っていたら「うわぁ~」ってな声が。ふと見ると・・・私の座る並びの方がポップコーンをこぼして床一面ポップコーンだらけ。えらいことになっていました。水物じゃなかったからまだマシだと自分に言い聞かせて着席です(^^ゞ

さて、映像版SHIROH・・・めちゃくちゃ良かった!DVDの音があまりに悪かったので余計。映像は大画面でクリアだから、細かいところまで綺麗に見えるし、音も良いのでメインじゃない台詞・・・影でこそっと言ってるような台詞までしっかり聴こえます。舞台版を観たときは、中川晃教くん演じるシローの視点で物語を見て涙。DVDは上川隆也さん演じる四郎の視点で涙。今回は我ながら・・・何でだったのかなぁ?高橋由美子さん演じる寿庵に涙でした。セツナイなぁ~一生懸命だなぁ~なんて思ったりして。

やっぱりこの作品は後半の足元がゆるくなって、破滅へ加速度をつけて転げ落ちていく展開が素晴らしい。何度観ても四郎を止めたくなります。止まらない四郎を止めようとしている寿庵がまた痛くて。そして、やっぱり一番好きなシーンはシローが歌う「さらば神よ~神の王国をつくれ」。このあたりは本当にアッキーが怖い(^^ゞ目がイッちゃってて、周りが全く見えなくなっていて、ああ・・・ゼンザや友達、お蜜さんまで死んじゃって、シローはついに壊れたちゃったんだなぁ~って。

吉野圭吾さん演じるシゲちゃんのダンスはすごく美しかったし、伊豆守に対して「ふふんっ!」な感じもまたバッチリ映像では追ってあって、確執が際立ってよかったです。泉見さんのゼンザも可愛い。実年齢はアッキーより10もお兄さんだなんて思えないぐらい。上川隆也さんの四郎は本当に素敵。一音一音丁寧に歌う姿が天才シローと努力の四郎という対比でこれまた面白いし、私はこの人の殺陣が好き。スピード感あるのに重い。剣の舞かよ!っていう感じのフワフワ、ダンスっぽい軽い人をよく見かけますが、上川さんは足腰が安定していて、剣が常に体の近くにある気がします。めいっぱい手を伸ばして遠くのものを切るって感じじゃなく、コンパクトに確実に切っていく感じ。重みもあって、剣の達人って言われても十分信憑性感じます。そして、私にとってこの作品の中で四郎は一番気持ちが理解できる人だったりします。焦るよねぇ~とか、何でシローなんだ!って思うよねぇ~とかね。この作品で発見した一番すごい人はお蜜さんの秋山菜津子さん。綺麗だし芝居も歌も上手いし、カーテンコールの映像では可愛いし・・・本当にマルチは人だなぁ~って思います。キレイで見たときは、180度違うキャラでビックリしましたもん。

今回のゲキ×シネはアッキーのアナウンスで始まり、休憩のお知らせもアッキー。そして締めもお茶目なアッキーで楽しかったです。カーテンコール映像のみんなで元気に歌う姿も楽しくて、劇中の上川さんは常に眉間に皺よるような・・・重い硬い感じだったのが、カーテンコールはニコニコで本当に楽しそう。私は『SHIROH』のすべてが好きです。

私事ながら・・・この記事が100本目となりました。これからも相変わらずな調子でやっていきたいと思っております。もしよければお付き合いくださいませ(*^o^*)