化粧水を手作りしてみよう!というわけで、材料買ってきました。
レシピは・・・
・精製水 25ml
・グリセリン 5ml
・無水エタノール 1ml
・ローズウォーター 15ml
を混ぜるというだけ。(アロマオイルを使う場合は、無水エタノールにアロマオイルを入れたものに精製水を混ぜてください。アロマオイルが混ざりません。)
利点は、とにかくリーズナブル。
・精製水 25ml・・・約4円
・グリセリン 5ml・・・約8円
・無水エタノール 1ml・・・約2円
・ローズウォーター 15ml・・・約195円
合計・・・約209円
主なる材料である精製水は、ドラッグストアで80円程度。エタノールが500mlで900円ぐらいしたのですが、使ったのは1ml。もったいないと思うかもしれませんが、この無水エタノールはアロマをやっている人なら必需品です。使った道具やスポイトなどはエタノールで洗います。ビーカーに少し入れてスポイトなどを漬けると、あっという間に綺麗になります。芳香器具なども無水エタノールで拭くとすぐに綺麗になります。
化粧水には、若干安価な消毒用エタノールも使えることは使えるようなのですが、無水エタノールを水で割ったものが消毒用エタノールなのでその分精製水の量を考えねばならないかもしれません。また、香らせる目的で作る場合は、蒸発度の高い無水が向いています。消毒用は水が入っている分、蒸発するスピード遅いのです。蒸発させることで香りを拡散させるアロマにはどちらか言うと不向きなのかもしれません。
そして、ローズウォーター。入れても入れなくても良いというか、ちょっとアロマらしいものが欲しいなということで入れてみました。ローズウォーターはバラの精油を作るときに出た水分で、フローラルウォーターの一種です。他に、ラベンダーやネロリが一般的です。これは、めちゃくちゃ良い香りがします。その上、水分が主なので精油より禁忌が少なくて扱いやすいのです。フローラフウォーター自体を化粧水として使用することも可能です。
ローズウォーターは、保湿効果に優れていて肌を滑らかにするということなので、今回は全体量50mlのうち、15mlをローズウォーターにしたのですが、もうちょっと少なめでも良かったかな?と思ってます。
手作りの利点としては、リーズナブルであること以外に、やっぱり入っているものがきちんと把握できることと、また色々応用が利くので、普通肌にはゼラニウム精油、脂性肌にはラベンダー、乾燥肌にはローマンカモミール、老化肌にはネロリ・・・など色々こだわったものが作れるのが楽しいです。アルコール成分が苦手な母のために、今度はエタノール抜きのものも作ってみようと思っています。
さて、不器用な私にとって難しいのが微量を測ること。こういうのってキッチリやりたい性格なもので、なかなか上手く出来ないのです。ただ、多めに入っちゃっても、まあまあ良しとしておこう!という気質もあるので、なかなか完璧なものになりません[E:coldsweats01]
それで便利かな?と思って買ってみたのが、計量スプーン。
お料理のものより遥かに小さい。1cc、0.5cc、0.25cc、0.1ccの4種類。精油の1滴が0.05mlなので、アロマ界・・・相当単位の小さい分量が求められる状態です。
レシピによっては、グレープフルーツシードエクストラクトなる天然の防腐剤を入れましょう・・・なんていうのもあるのですが、植物由来ではあるけれど、なにせ外国産だから農薬の使用状況なんかもわからないし、日本で作られてどこでも手に入る一般的なものではないので、そういったものに頼るよりも少量ずつ防腐剤なしのフレッシュなものを作る方が良いのでは?というアドバイスをいただきました。なるほどなぁ~です。一般的な化粧品における防腐剤は1%程度らしいのですが、グレープフルーツエクストラクトはもう少し多めの量がいるそうな。自分の信用できるものだけを使ったフレッシュな化粧品となると、無理に使うこともないなぁ~という感じです。
というわけで、1週間分ということで50ml作ってみたのですが、50mlって・・・全身に塗れるんじゃなかろうか?な感じ。とりあえず1週間分で200円というリーズナブル状態なので、使い方も大胆に。コットンにたっぷり浸して、コットンパックなどにも活用したい思います。
こちらが出来上がり。青い遮光瓶がとても可愛いです。遮光瓶は紫外線などによる劣化を防いでくれます。夏場は冷蔵庫なので保管するもの良いそうです。