天地明察

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めちゃくちゃ面白かったです。今年読んだ中で一番!!

2010年本屋大賞受賞作、冲方丁(うぶかた とう)さんの『天地明察
』。

江戸時代、武の世から文の世へ。将軍様の前で碁を打つ碁打ち衆の安井算哲こと渋川春海が、算術を使って改暦、日本独自の太陰暦を作るという大事業に取り組むお話。

主人公の渋川春海がひょうひょうとしていて、穏やかで魅力的。碁打ちという職柄なのか、プロジェクトを成功させるための布石や攻め方が、普段の穏やかな人とは思えないクリアさ。500ページに近い作品なのですが、一気に読んでしまいました。あまりに面白かったので、もう一度読み返そうと思っています。

2012年9月15日には、映画「天地明察」も公開されます。絶対観に行きます!!