みなさんプラセンタってご存知ですか?赤ちゃんを体内で育てる時にだけ出来る胎盤から抽出した成分を含むサプリメントやお薬です。
これが美容効果やら健康維持の為に注目されています。
今日はそんなお話をきいてきたので、まとめ程度に。
人間の胎盤はお腹に赤ちゃんがいる間の280日間だけ体内にあります。赤ちゃんを産んだら後産で出てくる?出す?のだそうです。
人間以外の動物は、高栄養だということを本能的に知っていて食べるそうな。
近頃、産科でも「食べますか?」と聞くところもあるようで、味は意外に無味無臭なんですって。食べると産後の回復が早いと。そうは言われてもなかなかに勇気が要りそうです。
「へその緒」これも実は、自然治癒力を高める薬になるそうです。ただし、自分のものやDNAが近い人限定。他人のものは遺伝子が違うのでダメなのだとか。
このへその緒・・・臍帯血にはホゾティという名前の血液細胞があって、これはガン細胞のみを攻撃するそう。普通の抗がん剤は、元気な細胞まで攻撃しちゃって副作用やらが大変なのに。。。人間の体を体内で形成していく時に使うものなので、臍帯血ってものすごいパワーを持っているようです。現代医療、現代科学凄いです。
さてこの胎盤の中にはあれこれ・・・人間を作っていく上で必要な栄養素が入っているのですが、注目は成長因子。成長ホルモンってやつなのかな?これって細胞の寿命的に20年しか体内に残らないのだそう。確かに20歳あたりまで背が伸びたりという人間を形作る成長がありますよね。なので、20歳を過ぎて成長因子が無くなると、老いていく一方なのだとか。それを補うのがお薬だったり美容サプリメントであるプラセンタ。体内に新しく入れると0歳の細胞を体内に取り入れることができると。
じゃあ誰かの胎盤もらって飲んだり食べたりしたらOKなのか?というとNG。やはりヒト由来のものを体内に入れてしまうと、その後、輸血をした時に拒絶反応等が出る可能性があるので自分のだけが無害なのだとか。誰のものかわからないヒト由来のプラセンタを体内に入れる場合は、輸血が出来なくなる旨を了解する同意書を書かねばならないと。
じゃあ、自分のものを・・・って女性限定だし、何度も手に入るものではないし誰もが作り出せるものではないのでこれは超貴重!
そこで、今はブタの胎盤で化粧品やサプリメントを作って売られているのだとか。以前はウシのプラセンタが主流だったそうなのですが、狂牛病が出てNGで今はブタが主流なのだそう。ただ、加工をする過程であれこれ熱処理があったりして、プラセンタとして売っている商品にも効能が無くなっちゃっているようなものもあるそう。無菌で育てられて特別な処理をしないと体内に入れてもOKで、かつ効果のあるプラセンタにはならないそうな。
ふと思ったのですが、将来的に、子どもを産んだ時にその胎盤をオーダーメイドで薬にすることが出来たら良いですよね。その胎盤で育った子どもと、胎盤を作り出した母にだけ効く特効薬。いざという時にだけ飲む魔法の薬が出来そうです。そんな時代もすぐにやってくるのかもしれません。