1冊目読み終わりました。第140回芥川賞受賞作、津川記久子さんの「ポトスライムの舟 」です。
読み始めた当初は、うわっ!もしや私の苦手なリアル淡々系か?と思ったのですが、日常ありそうな話ながらどこかキラッとする部分があり一気に読んでしまいました。世界一周の船旅と自分の手取りの給料がほぼ同じということから、1年分のお給料を貯めてみようとする登場人物。うん、私もむやみに老後のために貯めなきゃ…っていうのじゃなく、夢のある貯め方を目指してみようかな?そうそう興福寺に一言観音という観音様がいて、出来るだけ具体的なお願いをするとかなりの率で願いを叶えてくれる…なんて情報も。いつも「幸せになれますように」…なんていうリアルさのかけらもないお願いばかりの私。これぞという願い事も考えてみよう。
なかなかこの作品、私の人生に?!影響を与えそうです。
(Amazon:ポトスライムの舟)