三浦しをん さんの「舟を編む」を年末年始で読みました。
この本が発売されているのは、ずっと知ってたのです。本屋大賞だったことも知っていたのに、なんとなく手に取ることなくスルー。ところが先日、映画三昧していたときに、映画化された「舟を編む」の予告編を観たのです。それがめちゃくちゃ面白そうで。。。うわぁ~、めっちゃ好きやんっ[E:happy02][E:shine] こんな話[E:heart04][E:heart04] と、慌てて読んでみました。
辞書の文章って、元来決まったものがあって、それを時代によって集めたり、新しい言い回しや新しい言葉が出てきたら追加されて、機械的に編集されるものだと思っていました。専門の編集者がいて、各社色んな拘りがあって、それに人生のすべてを捧げているひとがいるということを知って、驚きと共に感動をしました。
私も学生時代から辞書は何冊か使っていて、今も書棚に岩波の国語辞典、コンサイス英英辞典、コンサイス英和・和英辞典、クラウン英語熟語辞典、クラウン和英辞典、シニア英和辞典、ニューアンカー英作文辞典、小学館新選古語辞典、角川新字源があります。ところが15年以上、全く触ってないのです。
日々、反射神経のように、思いつきで使っている言葉が多いのですが、これからは、一語一語を大切に使わなければならないなと思っています。そして、近頃はアプリでパパッと単語検索の時代ですが、紙の質にまで拘った辞書、大切にしなきゃならないなと思います。辞書は生き物です。十何年もかけて新しい辞書を一冊作り出す。そして、それを永遠に改定していく。もっと、言葉というものに興味を持ちたいと思います。