待ちに待った映画「亡国のイージス」観てきました。新聞等で製作が決まった時は全く知らない作家、知らない作品だったのです。それが記事を読むと「如月役は誰?」なんて熱く書いてある。私が知らないだけでかなりの人気作品に違いない。こりゃ一度読んでみなければ・・・と、手に取った作品でした。これが思ったより分厚い本でちょっと怯みつつ読み始めたのですが、めちゃくちゃ面白かった。臨場感はすごいしキャラは良いし、敵・味方あるけれど個々の信念の元に自分の道を突き進む。なんてかっこいい人たちなのだろうと大感動。映画化されたら絶対観なきゃと心に誓っておりました。
そして、期待半分、不安半分で映画を観たのですが・・・観終わった感想としては「良かった!」。原作のイメージと今回のキャスト、私の中ではドンピシャでした。そして世間で注目の的だった「如月役・勝地涼くん」すっごく良い目してました。そしてさらに映像化のいい所。原作にバンバン出てくるミサイルやイージス艦の内部・・・本を読んだ限りでは想像がつかないこと(私イージス艦を潜水艦だと思って読み始めたぐらい無知でした)が多かったのですが、さすが百聞は一見にしかずです。ただマイナス点をあげるなら、やはり膨大な原作を2時間にまとめてあるので、なかなかキャラのバックグラウンドまで語れない部分が多く・・・いつか「24」みたいな形式で観たい!なんて思いました。私のお勧めスタイルとしては映画を観てから原作で補う。私もこれから再度原作チャレンジです。
そして映画館で売ってるパンフレット。映画のパンフレットで1,000円はちょっと高いんじゃないの?って思ったのですが中身は非常に濃くって買ってよかったです。ストーリー解説・キャラクター解説・撮影秘話・原作者と監督の対談・出演者インタビュー・イージス艦の見取り図・・・etc、何より「おお!」って思ったのが台本が載っていたこと。ちゃんと最初から最後までストーリー追えます。これだけのボリュームがあるのだったら安いぐらい。かなりお勧めです。
亡国のイージス
「イージス」とはギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う「無敵の盾」のこと。同時に、最新鋭の防空システムを搭載し、専守防衛の象徴ともいえる海上自衛隊の護衛艦をも指し示す。だが、語るべき未来も見えず、守るべき国家の顔さえも失…