箱根に持って行って読んでいた本、「プリンセス・トヨトミ」。ちょっと前に読み上げて、オススメっ！と職場に持って行ったのですが、こちらでもご紹介。

この万城目学さんと言えば山田孝之さん主演で映画化された「鴨川ホルモー」、玉木宏さん主演でドラマ化された「鹿男あをによし」などが有名ですが、この度、新作「プリンセス・トヨトミ」が発売され、これまたバカバカしくもありながら、とてつもなく面白い作品でした。

箱根に持って行くのに、大阪舞台だし・・・面白おかしいだけの本だったら嫌だなぁ～なんて、悩んでいたのですが、本屋で１ページ目を読んでみて「うわぁ～、これは負けた！面白いわ。。。」と、負けを認めて購入？！結局、最後まで面白くて、負けっぱなしの私でした。

大阪人の父と息子が代々受け継いでいく秘密。父と子の絆、大阪人としての誇りを持つっていうのは良いなぁ～なんて思いました。まさかリアルな話じゃないとは思うけれど、秘密なことだから、本当に大阪城にはそういう歴史があったり、古くから大阪に代々暮らしている人はそんな秘密を共有しているのかも・・・なんてつい想像してしまいます。私、空堀商店街とかで、おっちゃんたちをジッと観察しちゃいそうです（＾＾；
またね、本人たちは真剣だけれど端から見れば ”しょうもない” ってなことを真剣にやっちゃうのが大阪人っぽくて温かくて面白い。 大阪人のイメージって色々あると思うのですが、うんうん、いるいるこういうおっちゃんたち・・・なんて微笑ましくなりました。

大阪在住の方はもとより、大阪に住んでいて今は離れてしまっている方、大阪ってどんなところ？なんて思っている方にはもってこいです。大阪在住の私は・・・久々に大阪城辺りにでも行ってみるかな？秘密の目印を探しに・・・なんて気分です。