厳しかったな・・・。私にはさっぱり見方のわからない作品でした。自分のペースで観りゃ、どんな見方をしても良いのだとは思うのですよ・・・舞台ってものは。でも、同じ空間にたくさんの人がいて、それぞれの反応をしていて・・・考えちゃうわなぁ~・・・ここは笑うところだったのだろうか?なぁ~んてね。
老いて失敗が多くなった役者をただ笑って観るという見方もあるし、老いて行く姿を寂しく思う見方もあるし・・・。若くて上り調子な役者の成長を素敵!って思う見方もあるし、ドンドン先輩を邪険にしてしまう姿に憤りを覚えてみたり、でもああいう失敗をされたら痛いよなぁ~なんて思ったり。先輩役者も真面目なのか不真面目なのかわからなかったりする態度にイライラっとしてみたり。頭の中がグルグルで、奥が深いっちゃ深いし、浅く上っ面だけを観ようと思ったら、それはそれで成立してしまう作品だし・・・。作品全体の流れは細切れ状態で、それがちょっとずつリンクしていて・・・とりあえず集中力のいる作品でした。大正四谷怪談からずっと竜也くんの舞台を毎公演観てきて、初めてスタンディングオベイションの無い日でした。なんだかなぁ~。疲れたなぁ~。難しいなぁ~。