ワーキングガール・ウォーズ

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柴田よしきさんの「ワーキングガール・ウォーズ」を読みました。

37歳、独身、大手総合音楽企業の本社勤務で企画部女性係長。都内にマンション購入済み。
華やかなお話かと思ったら、これが、お局様で厄介者扱いされている。・・・と本人は思ってる。ストレスが溜まりに溜まって、ガッチガチの周りが冷静に見れない状態。ある日ふと入った旅行社で目に留まったオーストラリア旅行。調べてみたらオーストラリアのケアンズではペリカンが砂浜を歩いているという。

「ペリカンが見たいので1週間ほど休みます」

それでパーッと一気に世界が変わるわけじゃなし。1週間後にはまた日常が。それでも、ペリカンを見る前と後では、やっぱり少し違っていて。

この小説を読んで思い浮かんだのが足こぎスワンボート。ただただボーっと漂っているってのもありだけれど、漕いでみたら違った景色が見えるのです。人に漕いでもらって楽しむのもありだけど、ついつい自力で漕いでみたくなるものなのですよね。くたびれちゃういこともたくさんあるけれど。

私のペリカンは、車だったり、舞台だったり、軽井沢だったり・・・。
さあ、明日もがんばろう!