将棋に興味を持った私。たまたま見つけた将棋入門講座に行ってみました。駒の並べ方、動かし方から教わる「超入門講座」。そこで、出会っちゃったんです。
『詰将棋』
それは、めちゃくちゃ偶然で運命的な出来事でした。
私が参加した初めての将棋教室。その終わりに先生がこの落語会のチラシを配られたのです。この落語会のお手伝いをしますって。めちゃくちゃビックリしました!なぜなら私、その落語会のことを、将棋教室の先生のことを知る前から知っていたのですから。
一昨年の夏。知人の繋がりで人生初の落語を観に行ったのです。その時の落語家さんがこのチラシをフェイスブックに載せておられて、面白そうだなと思っていたのです。
これは何なんだ?!思わぬ方向からも追い打ちで案内が来たぞ!これは行かぬ訳には行かないんじゃないか?!と。
そして、さらなる運命的な出会い。フェイスブックで見ていた時には気づかなかったのですが、そのチラシに書かれていた「詰将棋/11手詰」。このチラシの将棋の並べ方は、ただの柄じゃなく意味があるのか?? 詰将棋?? 11手詰とは何だ?? 11回動かして王様取ったら良いのか??
将棋ブームがやってきたばかりの私にとってこれは興味津々。
そして今となっては、なぜそう思ったのか謎なのですが、チラシに載ってるぐらいだからみんなが解けるようなクイズで、落語会までにみんなが解いて行くようなものなのだろうと。
11手詰に挑むにあたり最初に得た詰将棋ルール。攻め方が先手。11手詰の場合、攻め方6手、玉側(守る側)が5手。
それだけわかればこっちのもの!なにせ駒の動かし方は学んだもんっ!ということで、将棋盤に並べてチャレンジしたのですが、なぜか解けず(汗)
なんで解けないんだろうなと思いつつも、あちこちでこのチラシを見せて11手詰解きたいんです!と語り、将棋を知るみなさんが揃って「なんでいきなり11手?」と言ってる意味さえわからず、「解く!」って張り切ってました。だって、たった6回王手したら良いんでしょって。
その後、追加で知ったのは、攻め方は『適当』に駒を動かすのではなく、王手をかけ続けなきゃならないこと。そして、11手って数は少なく見えるけれど、将棋の力が2~3段レベルで解ける問題であること。そして、極めつけ。この問題はとても素晴らしい問題で、かつ難しい問題だということ。
・・・今は、つくづく思います。知らないということは最強です。
さてさて、そこから2ヶ月後の今。
11手詰の問題があるということは、1手詰の問題もあるということで、まずここからチャレンジ。
書店で2巻になるだろう2手詰が無くて悩むってなところから始まり、金と銀がややこしくなっちゃって悩み、自分の動かした駒が玉側に取られる展開があることを忘れて自分に都合の良い謎な回答を出し、馬と竜の動きは、駒の動かし方の資料をチラ見して。
そんなこんなで、なんとなく答えが出せて、もしそれが違っていても解説の意味が読み解けるようになりました。
そして、最近になってやっと11手詰を解くなんて、私ったら、ずいぶん面白いことを言ったものだ・・・とわかってきました(笑)
でも、まだチラッと思うんですよね。一生懸命考えたら解けるんじゃないか?って。
将棋入門講座を終え、指し将棋はしばしお休みで詰将棋に夢中の毎日です
詰将棋はとても面白いです。ああでもない、こうでもないと駒を動かしているのは、頭の中に真っ白い瞬間ができて心地が良いです。2手では詰められないことを知った今は、3手詰にチャレンジ。その次は、5手詰、7手詰、9手詰が解けるようになったら、いよいよ11手詰です。
落語会で頂いた答えは見ずに封印。ちゃんと学んでいつかこのチラシの11手詰を自力で解きたいと思っています。