星に願いを

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井上芳雄さんのコンサート「星に願いを」観てきました。相変わらずよくしゃべる方で一人でボケて、自ら突っ込んでおられました。ゲストの笹本玲奈ちゃんもとっても可愛らしくってよかったです。会場も席は結構後ろだったのですが思ったより観やすく、張り切ってドームサイズの双眼鏡持参だったのですが、ずっと膝に乗せたまま・・・一度も覗きませんでした。コンサートグッズはパンフレット1,500円。ファンクラブでも先行発売していたクリアファイル1,575円。何に使っていいのかわからない「芳」って書いた小さなシール840円。トートバッグ5,000円。コンサートポスター1,000円。←これは10本に1本サインが入っているそうな・・・。私が何を買ったかというと・・・パンフレットとクリアファイルを買いました。ポスターは遠征組としては嵩張るので断念。トートバッグはどう使っていいのかわからなかった(^^;そして、DVDも今朝書いたように予約が始まっておりました。12月16日発売で8,000円だそうです。12月16日は何かあったなぁ~って思っていたら、私の大阪なのに舞台がWの日でした・・・ってことは、発売日には観れないのか・・・そうか・・・次の日仕事だけれど睡眠時間を削ったら・・・なんてプランはさておき。コンサートの詳細を。かなりネタバレしますのでご注意くださいね。それでは、張り切って行きましょうp(*^^*)q

今日歌われた曲は全部で20曲。曲目は次の通り・・・

1部
Written In The Stars
(ミュージカル「AIDA」より)
Stars
(ミュージカル「レ・ミゼラブル」より)
星から降る金(ミュージカル「モーツァルト!」より)
空に星があるように

Tonight
(ミュージカル「ウエストサイドストーリー」より)
真夏のシリウス
見上げてごらん夜の星を
わたしは青空

2部
This Is Not Over Yet
(ミュージカル「PARADE」より)
Steam
Heat(ミュージカル「THE PAJAMA GAMEA」より)
Journey To The Past
(映画「ANASTASIA」より)
The Phantom Of The Opera
(ミュージカル「THE PHANTOM OF THE OPERA」より)
小さな空
雪の華

If We Hold On Together

ビリーブ
You Raise Me Up

アンコール
The Last Night
 Of The World(ミュージカル「ミスサイゴン」より)
伝えたい・・・ありがとう。

Wアンコール
星に願いを

ってなかんじでした。さて今日のコンサートで印象的だった曲を紹介したいと思います。まず「Stars」レ・ミゼラブルの中でジャベールが唄う歌ですね。井上さんファンにとってはDIVA2004でウヴェさんが唄ってらしたことで印象的な方もいらっしゃるかも。レ・ミゼラブルの中では断然マリウスなイメージの井上さんですが、この歌良かったです。う~ん・・・井上さんのジャベール観てみたいかも・・・ただ、もみあげ長いヅラなんですよね・・・ジャベールって。それがどうかと・・・(^^;「星から降る金」これは去年のコンサートでも唄ってらしたのですが、井上さんは私が知っている限りこの歌を唄う方の中でピカイチの上手さです。ポンと音が飛ぶのですが、それがとっても綺麗に外さず届くのが本当に気持ちいい!「Tonight」玲奈ちゃんとのデュエットで唄われたのですが、これもバッチリでした。かなりの動きがあり、本当にミュージカルを観ているかのようで素敵。続いてデュエット曲「真夏のシリウス」。このコンサートにあわせて作られたオリジナル曲だそうです。なんだか綺麗な歌詞で、良い雰囲気の歌でした。作曲が服部隆之さん作詞が「花鳥風月」を書かれたSatomiさん。私にとってはKinkiにたくさん素敵な歌詞を提供してくださっている方というイメージが強いのですけれど。そして、今回私の中で1,2位を争う「わたしは青空」。クミコさんとおっしゃる方の曲なのだそうですが、テーマが痛い。急に死に別れちゃった・・・死んだ人から残された人への思いを唄った歌なのだとか。春頃に東京であった開かずの踏み切りが開いてしまったという踏切事故で亡くなられた方が井上さんのものすごく身近な方の奥様だったらしく、そんなお話をして唄われて・・・私は見事にはまっちゃって涙でした。意外に明るい歌なのがまた痛いんですよね。また、それを笑顔で唄う井上さん・・・。これはめちゃくちゃ心に響きました。「This Is Not Over Yet」これも去年のコンサートから引き続きの曲でした。「Steam Heat」玲奈ちゃんとめちゃくちゃ踊って唄って・・・この2曲はノリも良く気持ちよかったです。また井上さんったら綺麗に足が上がるんですよ。長いし素敵!ここで玲奈ちゃんのお着替えタイムがあり井上さんが繋ぐということに。来週から始る「エリザベート」のダンスも実演しつつ、ダンスがいかに大変かという話をされていました。前に同じ役をしているけれど、昨年の公演を見ていたので薄々気付いていたけれど、全く別物になっていたとも。そういえば同じルドルフ役のパクさんは大学でダンス専攻、浦井さんもダンスを得意としていたような気が・・・。がんばれ!井上さん。玲奈ちゃんのお着替えが終わりピンクのお姫様ドレスで登場。これがめちゃくちゃかわいかったです。う~ん・・・お姫様ドレスと言ってもシンデレラストーリーみたいなのではなく、言うなればシビラって感じでした。お花が付いたりしてめちゃくちゃ私好み。ここで唄われた「Jorney・・・」は玲奈ちゃんのソロ。井上さんは玲奈ちゃんが唄っている間にお着替えをしてシルバーグレーのスーツでビシッと決めて再登場。二人で「オペラ座の怪人」でした。この歌は山口祐一郎さんの声でいつも聴いていたのですが、井上さんVer.すごく良かったです。う~ん・・・怪人役もOKですね。冷たい表情が、これまた素敵。迫力もあり「闇が広がる」に次ぐ大迫力な歌声を堪能しました。「雪の華」これは中島美嘉さんの歌なのですが、ものすごく綺麗な歌詞だったのだなぁ~と改めて実感。このときの照明がめちゃくちゃ綺麗でした。細い光のシャワーがいっぱい落ちてきて、雪っぽい演出で。あと印象的だったのは・・・「ビリーブ」かな?長崎のチャリティーCD制作に関わったそうで、小学校の音楽の教科書にも載っている歌だそうです。井上さんが小さい頃の思い出を唄う前に語ってくださったのですが、逆上がりがなかなか出来なかったり、夜一人で眠れなかったり・・・結構物事を重く受け止めてしまう子だったとか。そういえば、私も色々悩みがあったなぁ~。一番の悩みは「食糧危機」が来たらどうしよう・・・っていうの。学校でそんな授業をした後はずいぶん悩みました。あの頃から結構お肉は体につけていたので、これぐらいあったら大丈夫かな?とかね(^^;今はいかに痩せるかが課題ですけれど。ちなみに日々ダイエットの私ですが東京旅行の時だけ買うものがあります。それはアーモンドチョコレートのクリスプ。旅先限定で自分に許しているお菓子だったりします。さてさて、軌道修正して・・・アンコール。初めて笹本キムを観ました。「The Last・・・」。去年帝劇で上演されたミス・サイゴンの曲。他の3人は観れたのですけれど日程合わず玲奈ちゃんだけ観れてなかったのです。なかなか素敵なキムでした。何度も歌っているだけあって素晴らしい歌声でした。「ミス・サイゴン」は、ぜひまた再演して欲しいなぁ~。泉見トゥイも観たいし。東宝さんぜひよろしくお願いします。そして、「伝えたい・・・ありがとう。」これは井上さんが作詞した曲で「空に星があるように」というアルバムに収録されています。初めて聴いた時は井上さんらしい歌詞だなぁ~なんて思っていたのですけれど、先日行った芳々会で感じた気持ちとぴったり合う歌詞があって、一気に好きになった歌なのです。最後にWアンコールでの「星に願いを」バンド無しのアカペラでした。後半は小さな手回しのオルゴールを自分で回しながら唄っていたりして、素敵というか雰囲気作り最高でした。衣装も白いシャツにジーンズでとっても爽やかでした。

今回は前回よりもセットが豪華で丸い・・・って、本当に立体的な半円?ボールをを半分にしたようなスクリーンに月と地球を映し出したり、井上さんが「空に星があるように」をボーっと寝ぼけ眼?!みたいな感じで歌う映像が流れたり・・・照明も綺麗だし、スタッフも多いし・・・井上さんこの1年でものすごくがんばったねって感じのコンサートでした。

2005.9.17改定)

コメント

  1. おにま より:

    井上芳雄さんの唄う「わたしは青空」にとても感激されたとのこと、嬉しく読みました。
    私はクミコさんのファンサイトを作っています。
    ぜひ一度ご覧下さい。

  2. moon より:

    おにま様
    メッセージありがとうございました。井上さんのコンサートで初めてクミコさんのことを知りました。コンサートでこの歌を聴いて泣き、友達に解説しようとメールに書いたらまた思い出して泣き(^^ゞ見事にはまっております。これからクミコさんが歌われているものもぜひ聴いてみようと思っています。ファンサイトも早速見せていただきました(*^o^*)

  3. おにま より:

    moon様
    「クミコ音楽酔星」を早速見ていただきありがとうございます。
    「わたしは青空」は、昨年起きた長崎県佐世保市の小学6年同級生殺害事件をきっかけに生まれました。
    宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を作詞した覚 和歌子さんが詞を書き、テレサ・テンのヒット曲など歌謡曲界のヒット・メーカーである三木たかしさんが作曲しました。
    あきらめ切れない気持ちのままで死んでいかなければならなかった人が、愛する者に突然先立たれてなお生きていく残された人への思いを綴っています。
    井上さんも親しい方の奥さんが3月の東武伊勢崎線踏み切り事故で亡くなられたことに、大変ショックを受けたそうですね。
    クミコさんは9月26日に51歳になりますから、井上さんのお母さんの世代です。それに対して、若い井上さんがこの唄をどのように唄われたか、とても聴いてみたいですね。
    moonさんの「星に願いを 2」を読むと、コンサートはDVD収録されたとのことですから楽しみです。

  4. moon より:

    おにま様
    井上さんが参加された「長崎から希望の歌声を」(ビリーブを唄った)という企画も長崎でのそういった事件をきっかけに行われた活動だそうです。私は井上さんを通じて、私が知らなかった方・・・クミコさんや矢野絢子を知りました。おにま様はクミコさんの「わたしは青空」から井上さんに興味を持ってくださったのですよね。なんだかそういう相乗効果がとっても楽しいです。井上さんの声での「わたしは青空」そして「小さな空」は、心にほんわかとっても優しいですよ。

  5. おにま より:

    ご返事ありがとうございました。
    井上さんは選曲がいいですね。コンサート・タイトル曲「星に願いを」は「When You Wish Upon A Star」ですよね。私はもう一つ「ジミー・スコット音楽酔星」というサイトも作っていますが、その現在80歳になるジャズ歌手ジミー・スコットも歌っているんですよ。
    「長崎から希望の歌声を」のこと、上の本文にリンクが貼ってありましたね。早速見てみました。いい企画だと思います。
    「小さな空」って、「青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった」で始まる武満 徹 作詞・作曲の「小さな空」ですか? だとすれば、クミコさんも唄っていて、「わたしは青空-2004コクーン・ライヴ」のCD盤(DVDではなく)の方にボーナス・トラックとして入っています。
    また、亜門版「ファンタスティックス」に主演されてますが、クミコさんと宮本亜門さんは所属事務所が同じなんですよ。
    それと、私の知人の娘さんがアンサンブルの一員として出演していたので3年前に「モ-ツァルト!」を見ました。その日は中川晃教さんでしたが、井上さんもダブル・キャストの主演だったんですね。
    さらに調べたら、井上さんは「ハロルドとモード」朗読会というのを故・新珠三千代さんとやったようですが、タイトルですぐ思い出しました。昔々(かなり前です)フランスからルノー/バロー劇団が来日したとき、見ているのです。21歳の青年が79歳の老女に恋をする物語。俳優・パントマイマー・演出家であったジャン=ルイ・バロー(映画「天井桟敷の人々」の名演が一番有名です)が妻の女優マドレーヌ・ルノーに演じさせるために脚色させたのが、舞台「ハロルドとモード」の始まりなのです。(同じ原作で映画「少年は虹を渡る」がその前に作られていました。)
    ...ということで、様々な糸がつながってきて楽しい...

  6. moon より:

    「小さな空」そうそう、その歌です。私もクミコさんの曲を色々視聴してみて、発見して驚きました。この歌もクミコさんが唄ってらしたんだ!って。井上さんが歌う「小さな空」は優しく穏やかで童謡聴いているような気持ちになりました。

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