「ラスト・ファイブ・イヤーズ」のDVDを観ました。山本耕史さん演じるジェイミーは出会いから別れを。Naoさん演じるキャシーは別れから出会いを同時に演じるのです。交差する時間軸で接点は結婚式だけという面白い作り。ただボーっと観ているとこれが結構難しい。出会いから別れとなるとなんとなく気持ちの満ち引き具合がわかるのですが、別れから出会いとなると、その時の気持ちのパーセント(%)・・・満ち具合と、時間軸の位置がなかなかつかみにくい。山本耕史さんはミュージカル経験も多々あり、お芝居も出来る人なので動きながらの歌、表情を出しての歌・・・なかなかナチュラルで素敵。ただ歌い出しや歌の語尾?に癖があるのと、ちょっと詰まったような歌声で聴いていて息苦しく思うときがあります。初ミュージカルのNaoさんはとっても可愛くチャーミングなのですが”精進してねクラス”。歌いつつの動きはまだまだ不自然だし、表情もあまり変わらず、八百屋舞台(傾斜のついている舞台)になっていて踊りにくいのか、なんだかギクシャク。歌唱力も音程はわりとしっかりしてそうなのですが、もう一歩声量欲しいかな?大熱唱というより精一杯って感じでした。すっごい綺麗な人だし、歌のレベルも高いと思うので、もうちょっと経験を積んだら良い女優さんになるかも。そうそう、カメラ位置の問題なのか、ステージと客席が近いのが問題なのか・・・Naoさんが踊っているシーン、足元まで映らないのですよ。足のステップがついているようなダンスシーンは引きのアングルで映して欲しかったなぁ~なんて思っちゃいました。う~ん・・・このDVDの評価としては★★★☆☆(60点)ってところでしょうか?