怒涛の観劇週間最後を飾る作品・・・狙ったわけではなく、スケジュール組んだらそうなった・・・藤原竜也くん主演『オレステス』を観に、今日は梅田芸術劇場シアタードラマシティへ行ってきました。ギリシャ悲劇かぁ～人間関係複雑だし、訳わからんしなぁ～なんて思いつつ、ちょっと警戒をして行ったのですが、全然ＯＫでした。最初は、やっぱり人間関係が複雑で台詞が頭の中を素通りしていく・・・なんて状態だったのですが、途中でばっちりピントがあって、すっかり夢中。今回の作品は久々に観る竜也くんらしい舞台というか、なんというか。『ロミオとジュリエット』・『ライフインザシアター』と、ストーリーの中で竜也くんの笑顔が見れる作品が続いていたもので、久しぶりの暗い系・・・笑顔はカーテンコールのみっていう、こういう作品の竜也くんが好きなもので、しっかり満喫できました。「さあ、どんどん落ち込んで！どんどん嘆いて！」ってなもんです。竜也くんの台詞は相変わらず聴きやすく、安心して台詞の多い、複雑なギリシャ悲劇を堪能することができました。姉・エレクトラ役の中嶋朋子さんは、めちゃくちゃ、可愛い！のだけれど、途中で声がパワーダウン。ステージ上に、度々雨を降らせる演出なのですが、後半はその雨の音に負け気味。そないにはっきり台詞言ってます！って強調せんでも・・・な、話し方もちょっと微妙でした。竜也くん演じるオレステスの親友・ピュラデス役が北村有起哉さん。カツゼツ綺麗で、私の中で竜也くんのお友達役と言えば、高橋洋さんだったのですが、洋さんにはない胡散臭さがあって素敵でした。

休憩無しの２時間２０分。舞台は八百屋舞台っていうのかしら？かなりの傾斜が付いてるし、その上、雨が度々振るので、ほぼ濡れたまま・・・演じるのにめちゃくちゃ体力いる作品でしょうね。今日の『オレステス』には、めちゃくちゃ魅せられました。良い舞台でした。冬にＷＯＷＯＷで放映されるそうで、それも今から楽しみです。