飯森範親さん監修の「「マエストロ、それは、ムリですよ・・・」 -飯森範親と山形交響楽団の挑戦- 」を読みました。
タイトルがオモシロそうだったので手に取ったのですが、本文がタイトルほど軽妙じゃないのが残念。ただ内容はなかなか面白くて山形交響楽団が世界で活躍する若手指揮者飯森範親さんを常任指揮者に迎えて人気楽団になった訳が書かれていました。
私のイメージでは、指揮者ってふんぞり返っていて、お客さんが入らないのは営業が悪いんじゃないの?!なんて言っちゃったりするような感じかと思っていたら、この飯森さんは楽団と共に色んな工夫をしながら山形交響楽団の知名度向上、集客力増強に向けて新しい挑戦をされるのです。ご本人自ら前説?!とも言える、演奏前に演奏曲についてのレクチャーをされたりっていうのはとっても興味がわきました。
こないだ観てきた映画「のだめカンタービレ」でも思ったのですが、曲が作られた時代背景やエピソードをちょこっと話して聞かせてもらうだけでイメージって膨らみます。またその曲に対する理解度も深まる気がするんですよね。
山形交響楽団・・・読みながらどこかで聴いたことあるなぁ~でも私オーケストラってちゃんと聴いたことないしなぁ~と思っていたら映画「おくりびと」に出てきたオーケストラでした。
のだめの映画で聴いたオーケストラであれだけ感動したんだから、ナマならさぞかしすごいんじゃないだろうか?なんて思ったりしています。
今年は、ぜひオーケストラの生演奏を聴きに行くぞ!