映画「悪人」

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映画『悪人』を観てきました。

深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したことがキッカケで私の中にインプットされた映画。タイトルだけを見ていた時には、悪い人がいっぱい出てきて”悪くて何が悪い!”みたいな映画かなぁ~私には関係ないなぁ~と勝手に想像して思っていたのですが、TVCMを観て、こっち路線かぁ・・・でも、これなら観たいかも。。。

暗くて貧乏の香りがして・・・という映画は大の苦手なのですが、『悪人』は心に響く良い映画でした。金髪になったら芸能人としての魅力半減というか、怪しいパワー爆発で、居る居るこういう暗くて生気無い人!っていう感じの妻夫木くん。普段は、可愛いカッコいいとしか思わないのに、あの変身っぷりというか化けっぷりは衝撃でした。

殺人事件を犯してしまった犯人・・・また、その殺人のキッカケが、100%の同情は出来ない理由&キッカケ。ここから果たして妻夫木くん演じる「清水祐一」を悪人という括りからはみ出させることが出来るのだろうか?というところから始まった映画だったのですが、お見事!としか言えないストーリー展開でした。深津絵里さん演じる「馬米光代」もセツナイというか、寂しいというか悲しいというか。。。

冬の海沿いの寒い景色の映画なのですが、意外と後味悪くないのは、ラストシーンのせいかな?ラストシーンの二人の眼をぜひ観てもらいたいです。

さて、今朝は朝9時からの上映回。普段の出勤より早い時間だし。。。そんな早い時間だと言うのに、映画館混んでました。TOHOシネマズ梅田で観たのですが、予告編も豪華だったなぁ。観たいなと思ったのが、キムタクの「宇宙戦艦ヤマト」、岡田准一くんの「SP」、岡田将生くんの「雷桜」。