映画「パッセンジャー」を観てきました。
観終わって一番の疑問が「配給会社はなぜこの作品を買い付けたのか?」
中身見なかったのかな?でも、予告編がカッコ良い出来だったので、買っちゃう
よなぁ。。。お客さんとして私も観に行っちゃったから、買ってOKな作品
だったということか?
現実世界では体験できないハプニングが色々起こったけれど、壮大なラブ
ロマンスだったとして考えたら素敵なのだろうか?
ひたすら頭の中で「?」が渦巻いています。
すごいCGだしセットだし・・・製作費がかかっている作品だと思うのです。
面白い発想とテーマと技術があって、なにゆえあんなことになっちゃったんだろう?
男性が技術者という設定だったので、それは宇宙船も直せる為の設定だろうと思った
のですが、作品を書いた人の勉強不足かな?地味なことになっちゃっていたというか
設定が生きず体力勝負でねぇ。そしてヒロインの女性が作家である必要も納得というか、
いや・・・むしろ、あの程度なら作家じゃなくても良かったのかもしれない。
壮大なラブロマンスだったと見たらどうなのだろうか??
二人だけで誰にも邪魔されない一生・・・素敵か??アメリカでは
もしかしたら、こういうのがウケル設定なのだろうか???
私が日本人だからわからないのだろうか?あの素敵さが!!!
全く、どういう見方をして良いのかわからず、エンドロールの音楽がこれまた
妙に軽快な感じで、やられた感がひしひしと。。。
どうしてあんなことになっちゃったんだろう???
私ならどういったストーリーに書き直すだろう?なんてよくわからない
ところに気持ちが行っています。
2時間にまとめちゃったのであんなことになったのか?3時間の作品だったら、
もうちょっとあれこれ出来たのか?
あっけなく死んじゃった登場人物もいて、ゴールが決まっているので、
そこにたどり着く為に登場させました・・・って、正しいキーパーソンを
演じていた訳なのですが。設定変えて、あの人が出なくても良い展開の方が
むしろ面白くなったのかかもしれない。登場人物が全員、物語を進める
上で都合の良い設定になっちゃっていて、それが見えるのが非常に惜しいです。
もうちょっと頑張ったら何とかなっただろうに・・・という、非常にもったいない
作品でした。
監督・脚本誰やねん!ってことで、作品を調べてみたら、ああ・・・SFロマンスって
くくりになっている。ロマンスか・・・そうか、あれはロマンスだったのか。。。
SFに比重を置いて観に行っちゃったのが敗因だったのかぁ~~~。