長かった～。終わって携帯の電源入れて時間確認したら２２時２０分。４時間弱で休憩１５分。最初はタイムスケジュールチェックしてなかったもので、前半長いなぁ～これは休憩なしで終わる芝居だったのか？と思ったぐらい。それにしては18時半開始は早いしなぁ～って。でもね、でもね、この作品…めちゃくちゃ良かったですo(^o^)o最初はちょっと受け付けない感じだったのです・・・雰囲気が。全くあらすじも読まずにチャレンジの舞台だったもので、時代や設定がわからずなんだこれは？っていう・・・額に皺寄せながら観てました。ところが、だんだんはまっていく自分がいたんですよ。なんだかセツナクなるようなグサッてくるような台詞がたくさんあるし。鈴木蘭々かわいいし、キャラぴったりだし・・・。つい笑っちゃうし・・・。久々に休憩時間にテンション落ちない作品でした。早く後半を観たくて仕方なかったですもん。

たった一言で「観てよかった！」って思わせる魔法のセリフのある作品がありますが今日のはまさにその宝庫でした。ケガレ（鈴木蘭々）が混沌とした世の中で未来を憂えて「もし未来の自分がへたりこんでいたとしても、私は「よしよし」って頭なでてあげる・・・」みたいな台詞がもう最高によかった。というか、心がギュッとなりました。辛くて大変でどうして良いかわからなくなった時に、「いいよ、大丈夫だよ」って幼くて純粋だった頃の自分にそう言われたら・・・ちょっと元気になれるな。幼いころの自分が思い描いていた将来とは全然違って平凡な人生歩んじゃっていても、その頃の自分に「よし、よし」って撫でてもらったら・・・もうちょっとがんばれるよな。またケガレとカスミ（秋山菜津子）との関係も温かくって好きだったなぁ～。ケガレ（蘭々）とハリコナ（阿部サダヲ）との関係はかわいかたったなぁ～。みんながみんなどこかしらで繋がっていて、誰もが少しずつセツナイんですよ。ダイズ丸（橋本じゅん）のイキザマも好き。松尾スズキさんやるじゃん！素敵！私が頭をよしよしってしてあげたいぐらいです。

今日のお目当ては橋本じゅんさん。いやぁ～相変わらずの面白さでした。ヘルメットかぶって手を上に上げたら頭の大きさ＆手の短さの相乗効果で手のひら合わないのじゃないだろうか？っていうスタイルがまた愛らしい(^^ゞみなさん歌のほうは全体的に芝居でカバーっていう人が多かったのですが・・・カバーできる演技力があるのだから良しとしましょう。そして私の中でこの作品、ミュージカルというより芝居でした。半分以上は台詞ですから・・・これぐらいだったらミュージカルは苦手っていう人も全く気にならないハズ。超おすすめです。そして、カスミ役の秋山菜津子さん・・・この方ＳＨＩＲＯＨでお蜜さんやってらしたのですが、今回はめちゃくちゃかわいくて綺麗で大胆ですごく好きになりました。