パク・トンハさん

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来年国際フォーラムで上演される「グランドホテル」にパク・トンハさんが出演されるとのこと。その他、キャストは小堺一機 さん、前田美波里さん、岡幸二郎さん/大済賢也さん(Wキャスト)、紫吹淳さん、諏訪マリーさん、藤木孝さん、岡田真澄さん/田中健さん(Wキャスト)とのこと。今日は私の一押しパク・トンハさんについてお話したいと思います。

私が初めてパクさんを拝見したのは去年のエリザベート大阪公演。一路真輝さんの宝塚さよなら公演で宝塚版は観ていたのですが、東宝版としては初・エリザベートでもありました。今回チケットを取る時に、ルドルフ役が浦井健治さんとパク・トンハさんのダブルキャストになっていたので、トート役山口祐一郎さんを軸にルドルフを別キャストで見れるようにって日程を選んだのです。そして、まず初めに観たのが2004年11月18日パク・トンハさんの日でした。その日会場へ行ったら売店の前に紙が貼ってありパク・トンハさんの写真集購入者を対象に終演後にサイン会・撮影会・握手会を行うとのこと。井上芳雄さんがやっていたルドルフ役なので、きっと役柄的には好きなところだろうなぁ~と思いつつ、まだお名前もうろ覚え状態の方だったもので「へぇ~」なんて軽い感じで客席へ。私の中でのその時の認識としては「浦井健治さん=変身もの出身」「パクさん=ハングル語講座に出ている人&舞台の経歴を見たところきっと実力は本物」って程度。ところが、これが見事に一瞬でハマッちゃったんですねぇ~。ルドルフという役は一幕では少ししか出番が無いのですが、その少しを観ただけだったのに、パクさんって素敵!って。パク・トンハさんは身体のバランスが取れていて、精悍な顔つきがとってもかっこよかったのです。うわぁ~今まで私の好きな人リストには無かったタイプだなぁ~って。イベントがある日にあたるなんてこれも何かの縁。こんなチャンスは二度と無いだろうから、こりゃ逃したら後悔するぞ!って。すっかりテンションあがりました。

休憩時間に売店へ行き詳細を確認。一番謎だったのは撮影会って何?ってことだったのです。握手会は握手する。サイン会は写真集にサインしてもらう。撮影会って何?2ショット?パクさんをバシバシ写すっていうやつ???売店スタッフの方にお伺いしたところ「カメラをお持ちでしたら一緒にお写真を撮っていただけます」とのこと。これはファン冥利に尽きます・・・って、もうすでにファン気分(^^ゞカメラを持ち歩く習慣の無い私・・・慌てて外のコンビニへ走りました。カメラの準備を整え、写真集も購入、ファンモードで二幕へ。ニ幕で初めてきちんとパクさんの歌を聴いたのですが、これが全然思っていた声と違っていたのです。私のイメージでは結構ガッシリした方なので「たくましい感じの声」を想像していたのですが、高くて綺麗な声なのです。人間意外性にはまた弱いものです(^^ゞすっかり魅了されてしまいました。終演後、客席からロビーへ出ようとしたらルドルフのカッコをしたパクさんが目の前を通り過ぎ・・・イベントって・・・オープンにやるものなの?って、これまたビックリ。売店横に特設で机を用意してのイベントとなりました。サインは一人一人丁寧に名前を尋ねてハングルでの宛名付き。私のお名前を書いてくださっている時に何か言わねば・・・って思って「綺麗な声でビックリしました」って言うと「なんで?」って(^^ゞ写真もしっかり撮っていただきました(*^o^*)

この日は、パクさんに出会えたこと、エリザベートを観たこと、サインをしていただいたこと、お写真を撮っていただいたこと・・・いっぱい素敵なことのある日でした。そして、写真集にはいくつか文章が載っており、帰宅後にきちんと読みました。その中でパクさんはお兄様の結婚披露宴で日本語の歌を唄うことに決めた経緯について書かれていました。日本語の歌ということに対してやはりお兄様は反日感情をいただいている年配の方のことを気遣っておられたのだとか。でもパクさんは「いつか、誰かが年配の人の考えを変えなきゃならない。これからの時代を生きる人に、日本という国は役者としての僕を信用して使ってくれているんだよって胸を張って言いたい」って。私は過去にあった戦争についてある程度理解しているつもりでいたのですが、やっぱりどこかで戦争は学校で習う過去の歴史の一部となってしまっている感覚があったのです。でもこういう話を聞くと歴史というものは現代に通じており、その続いている流れの中で今、私たちは生きているのだなぁ・・・って。一概に戦争に対して「悪いこと」という一単語で終わらせることなく、経緯を知って、色んな事情を知って・・・戦争に対してもきちんとした考え・感情を持たねばならないのだろうな、と。パクさんの存在は私にとってただ好きな俳優さんというだけでなく、色んなことを考えさせられる存在となっています。せっかく巡ってきた良い機会。幸い世の中韓流ブームで、情報には事欠きません。パクさんに出逢ったことは素敵な俳優さんを知ることができたことに加えて韓国という国を知るチャンスをも貰ったのだと思っています。

パクさん関連:「歩兵の本領」 「グランドホテル製作発表」