ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

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映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」を観てきました。この映画は2006年にブロードウェイで再演されたミュージカル「コーラスライン」のオーディションを撮影したドキュメンタリー映画です。コーラスラインの音楽と舞台が一部分だけでも見れたらいいなぁ~なんて思って行ったのですが、最初から最後まで泣きっぱなしでした。コーラスライン自体もバックダンサーのオーディションをテーマにした作品なのですが、現実と舞台の設定が相まって涙無しでは観れない作品でした。オーディション受験者の思いがひしひしと伝わってきて痛いぐらい。また審査している制作側の人たちが作品を愛している気持ちが温かくて素敵なのです。
私の中ですごいな!と思ったのがポール役のオーディション。ゲイだということを両親に知られた時のエピソードを語る役柄なのですが、ずっと該当する人が見つからなくてオーディションを重ねていき、ついにオーディションで審査員全員を涙させるぐらい凄い人が出てくるのです。層の厚さにも関心させられました。予告編を見るだけで凄さが伝わる作品です。ぜひ公式サイトのTRAILERをクリックです。
公式サイト:http://www.broadway-movie.jp/

私は、コーラスラインは歌・ダンス・芝居すべてが上手いキャストで無いと成立しない作品だと思っています。数年前に四季で見たのですが、芝居がなぁ~・・・ってな場面があったりで、残念ながらあまり良い印象が無かったりするのです。全員が素晴らしい!っていうのは難しいことなのだけれど・・・観る側としては、そういう舞台を観たいものでして(^^;コーラスラインの中で「もし二度と踊れなくなったらどうする?」とオーディション受験者に聴くシーンがあるのです。そこで唄われるのが『What I Did for Love (愛した日々に悔いはない)』。四季のCDで聴いた日本語詞は「自分で選んだ道だから報われなくても悔やまない。好きだからこそ、すべてを捨てて生きた日々に悔いはない・・・」ってな歌詞になっていて、その歌を聴くたびに、なんて素晴らしい生き方なのだろうか?・・・と感動しちゃうのです。そして、この映画内のオーディションでコニー役に選ばれた高良結香さんがパンフレットに書いてらしたコニーの台詞で好きなのが「Cause what ever I am, I am(だって自分だからしょうがない)」。コニーはバレリーナに憧れていたのに147.3cmで身長が止まってしまった女性の役。オリジナル設定は中国人。東洋人だし、身長は低いし・・・ブロードウェイで活躍するには、ハンディーキャップになることも多くて大変だけれど、諦めるでも腐るでもなく「自分だからしょうがないじゃない」って前向きにキッパリ言える・・・なんだか気持ち良いですよね。

「ブロードウェイ♪ブロードウェイ・・・」を観たら、映画版のコーラスラインを観たくなって、あちこちDVDを探して彷徨ってしまいました。ところが、4軒まわって発見できず。帰宅後ネットで探すもどこにも無い!熱が冷めないうちに発見できたら良いのだけれど(^^;

コメント

  1. soramove より:

    「ブロードウェイ♪ブロードウェイ 」その輝きが本物の理由

    「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」★★★☆
    アダム・デル・デオ 、ジェームズ・D・スターン 監督
    ドキュメンタリー、2008年、93分
    伝説のミュージカル「コーラスライン」の
    16年ぶりの再演。
    8ヶ月におよぶ苛酷な
    オーディションを勝ち抜いていく
    ダンサーたちの生の姿を追う。
    その役がもらえるかどうか分からず、
    8ヶ月もそのオーディションに費やすとは
    それだけでも大変さとその栄光の大きさが
    分かるというもの。
    そのために日々鍛錬…

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